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新入生募集

本研究室では、大学院学生(修士、博士)を募集しています。現在の専攻は問いません。生体医用画像の研究分野は学際領域であり、幅広い分野からの学生を歓迎します。

いつでも見学会
いつでも体験入学
やってます。

先輩からのメッセージ


生体医用画像研究室
第1期生・政木勇人

【生体医用画像研究室を選んだ理由は?】
  もともと生体情報処理や医工学の分野に興味を持っており大学院進学を期に新しい分野の研究に挑戦したいと思ったからです. そうした中でこの生体医用画像研究室を知りました. この研究室は,私が入学した年に発足した研究室なので,立ち上げに関わることができ面白いのではないかと考え,所属を希望しました.

【この研究室の長所は何ですか?】
  一つ目に,所属や専攻を横断したメンバーと研究ができる点です. 他大学の学生や病院の先生方と一緒に研究でき,議論できるところが他の研究室と違い面白いと思います. 二つ目に先輩方のサポートがしっかりしている点です. 医用画像処理について全く知らない状態からのスタートでしたが,先輩方が基礎をしっかり教えてくださったり研究の積み重ねによる画像処理ツール群が整備されているためすぐに研究に打ち込むことができました. また,それらの研究用ツールをうまく利用した課題などのおかげで研究に必要な能力を素早く身につけることができました. また,先生方も熱心に研究のサポートをしてくれます.その結果,バルセロナで開催される国際学会で口頭発表できることになりました.

【どんなところが楽しいですか?】
  まず,画像処理以外にも様々な要素技術に触れることができるところです.私は現在,肝臓の疾患の診断支援に関する研究を行っています. この研究では画像処理だけでなく機械学習の手法も用いており,それらを組み合わせて目的を達成していくところが面白いと感じました. また医療の質向上をテーマにしているため,モチベーションの部分でも,現在行っている研究が将来患者さんの負担軽減につながるなら有意義だと考えられるので,困難な壁に当たっても諦めずやり遂げられると思います.
  他にも,大きな病院の撮像装置や手術の見学ができたのも良い経験でした.私自身も研究の一環としてMRI撮影を体験しました.
  あと,生活面ですが他の研究室と連携して駅伝大会などのイベントに参加したり食事に行ったりして,研究生活を楽しんでます.

生体医用画像研究所(佐藤研)について

生体医用画像は、生きた人体内部の種々の物理的・生理的パラメータ分布(人体内部の構造や活動状態)を表す計測データで、近年の医用画像撮影技術の急速な発展(多様化と高精細化)によりその解析の重要性が高まっています。 本研究室では、情報科学と医学の密接な連携により、「生体医用画像」の解析を中心として、患者データベースからの統計的学習、生体シミュレーション、仮想現実感などを融合して以下の研究を行っています。

  • 人体解剖構造・機能、および、医療診断・治療の統計数理モデル化
  • 統計数理モデルを用いた「仮想人体」での診断・治療の最適化
  • 「仮想人体」での治療計画・シミュレーションを実人体に写像する医療ナビゲーション

これら、計算機内の「仮想人体」を介した医学・生体医工学の研究により、従来の「経験に基づく医学」を「科学的機序とデータ科学に基づく計算医学」に転換することを目指します。私たちは、計算医学を基盤として、日々獲得される膨大な量の生体医用画像データや各種データ(医療ビッグデータ)をフルに活用した「知能化医療支援システム」を開発し、医療水準の本質的向上に寄与することを目指します。