生体医用画像は、生きた人体内部の種々の物理的・生理的パラメータ分布(人体内部の構造や活動状態)を表す計測データで、近年の医用画像撮影技術の急速な発展(多様化と高精細化)によりその解析の重要性が高まっています。 本研究室では、情報科学と医学の密接な連携により、「生体医用画像」の解析を中心として、患者データベースからの統計的学習、生体シミュレーション、仮想現実感などを融合して以下の研究を行っています。
これら、計算機内の「仮想人体」を介した医学・生体医工学の研究により、従来の「経験に基づく医学」を「科学的機序とデータ科学に基づく計算医学」に転換することを目指します。私たちは、計算医学を基盤として、日々獲得される膨大な量の生体医用画像データや各種データ(医療ビッグデータ)をフルに活用した「知能化医療支援システム」を開発し、医療水準の本質的向上に寄与することを目指します。